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連合体の沿革と運営体制

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連合体の構成

フロンティアソフトマター開発専用ビームライン産学連合体は、 下記の15企業グループ(関連の研究所・事業所等を含む)と大学・財団法人・独立行政法人等の研究者で構成されています。

企業メンバー

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学術研究者の所属機関

東京大学

東北大学

広島大学

三重大学

京都工芸繊維大学

​弘前大学

​仙台高等専門学校

量子科学技術研究開発機構

​名古屋産業科学研究所

京都大学

東京工業大学

山形大学

山口大学

名古屋工業大学

共立女子大学

理化学研究所

産業技術総合研究所

​高エネルギー

加速器研究機構

九州大学

神戸大学

信州大学

埼玉大学

北九州市立大学

Stony Brook University

高輝度光科学研究センター

総合科学研究機構

愛知シンクロトロン

光センター

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連合体の沿革

 FSBLの設立まで(2009年度以前)放射光を用いたソフトマター分野における構造解析等の計測は、日本国内においてはソフトマター研究専用ビームラインが存在せず、主に構造生物学用に設置されたSPring -8BL40B2を用いて計測されていました。
 学術研究者は先端的な放射光活用による高度な計測を目指し、産業界からは製造プロセス技術の開発に向けたダイナミクス研究への放射光活用の要望が高まってきました。

 そこで、元々高分子分野では産業界と学術研究者の共同研究が盛んに行われていたため、高分子研究の第一人者の学術研究者数名を中心に、ソフトマター分野の日本を代表する企業と学術研究者で協力し、大型放射光施設SPring-8にソフトマター研究専用ビームラインの建設計画を2006年にまとめ、2007年1月に専用施設設置計画趣意書を、SPring-8登録施設利用促進機関である高輝度光科学研究センター(JASRI)へ提出しました。

 その後、企業と大学がそれぞれ研究グループを立ち上げ、2008年2月4日に17研究グループでフロンティアソフトマター開発専用ビームライン産学連合体が発足し、SPring-8の設置場所BL03XUにおいて、フロンティアソフトマター開発産学連合ビームライン(FSBL)の建設を開始しました。 2008年12月には、さらに2研究グループが参画し19研究グループとなり、2009年11月アンジュレータ放射光の発振に成功し、2010年2月竣工を迎えました。
 2010年4月からは、FSBLの性能を十分に活用した研究開発が本格的に行われています。
 2019年9月27日には10年の契約が満期になり、2019年9月28日からは、第二期FSBLが始動しています。

 2020年度には、ビームラインの老朽化対策、安全性アップのための改造とともに、より効率的なビームライン活用を目指すため設備全体のハイスループット化工事を行い、さらに活発に最先端の研究開発が行われています。

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連合体の運営体制

産学連合体の運営は、各研究グループより選出された委員で構成される専門委員会で、FSBLの運営に関わる様々な案件を検討し、最終決定機関である運営委員会へ提案を行います。

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会計監事

事務局での経理処理に対し、会計監査を行う。その他経理処理に関することの検討を行う。

産学連携・将来高度化委員会

FSBLの高度化に関する技術的提言と、産学連携による研究開発の推進のための検討を行う。

アドバンスチャレンジ課題の選定を行う。

安全委員会

FSBLの安全対策及び事故が発生した場合の対応に関する事項についての検討を行う。

毎期ビーム停止期間に、安全パトロールを実施、ユーザーからのヒヤリハット記録や危険箇所などの情報を集め、安全に実験が行うことができるよう活動している。

ビームタイム配分検討委員会

FSBLのビームライン利用時間の配分に関する事項及びこれに付随する事項についての検討を行う。

毎期のビームタイムスケジュール案を作成し、メンバー各グループが希望の日程で実験が実施できるよう調整している。また、ビームタイムの補填やビームタイムの交換など、ビームタイムに関する調整を行っている。

広報委員会

FSBL全体全体にかかわる内容の外部発表(新聞、雑誌、学会誌への掲載等)についての確認作業、出版物の編集、研究発表会の開催にかかわる作業を行う。

FSBLユーザーの技術研修、若手人材の育成、ユーザー間の情報交流等を目的とした講演会、講習会等を開催する。

学術諮問委員会

ソフトマター研究分野において多大な功績を挙げられた先生方に就任いただき、ビームライン活用のアドバスから運営に関することまで様々なアドバイスをいただく。

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